ENGLAND 珍道中


走った走った・・・・・。


何キロくらい走っただろう・・・・・・。



 

ピカデリーサーカスでバスから降りた直後
買ったばかりの荷物を
2階の座席に置いてきてしまったことを
思い出したのだ!!


2階建てのバスは、もう既に停留所を後にしている。
ボクは何も考えずに、一目散に走り出した!



 

バスはそんなにスピードをあげてる訳ではないのだが
ボクの、そんなに早くない足では
なかなか追いつかないのだ。


信号で止まったバスに
やっと追いつくか・・・・というところで
ブィ~~~・・・っと無情にも
バスは走り始めてしまうのだ。

 

ヒィヒィ・・・ゼーゼー・・・・ンガァ~~~・・・・。

信号も無視。
周りの人たちの目も気にせず ひたすら走った。

 

 

力尽きた・・・・・

 

ボクは追いかけるのを諦めた。(涙
肩で息をするボクをあざ笑うかのように
no.49のそのバスは どんどん小さくなっていった・・・・。

紛失物の届け出もむなしく
荷物は消えていた・・・・。

ショック!!!

オイタハナシヲ\(^_\)コッチニ(/_^)/モドシテ・・・・・・苦笑

 

 

世に出ていない・・・というか
出てはいけないボクの映像がある。 (。、ヾ

 

バケーションを使ってイギリスに行くのが決まったとき
事務所の社長がおもむろにボクに言った。

「それじゃ~、画も撮るかい、出発シーンと向こうでのロケ??
今後のPVとかで使いたいから。」

 

「ええ??!!」


完全にオフを楽しもうと思っていたのだが
仕方がない、撮影することに。

 

成田空港で、なんだか荷物を持ってウロウロしている変な奴・・・・
みたいなシーンや

出国するからね~。元気で待っててね~。泣かないでね~~。
みたいな顔しながら手を振っていたり・・・・。(爆)


かなりハズカシかった・・・・。

 

 

ロンドン市街でも撮影した。
もうあと、ロンドン滞在時間も僅か・・という時にだ。(苦笑)

 

 

リトルベニスの近くの運河を見下ろす
最高のロケーションのカフェでコーヒーを飲むシーン・・・・
キャー!!(O_o)WAO!!!


撮影スタッフ(約2名)が、店のオーナーに事情を説明してOKをもらった。
運河の上のテラスに一人で座ってコーヒーを。
水面に反射する太陽の光に目を細めながら・・・・キャー!!!!!!
ヘ(^^ヘ)))。。。フラフラァ


それを運河のところからカメラで押さえるのだ。
「いったい何だ、映画か???」
「誰だ?」
「有名な俳優か???」
と、周りの人たちの刺すような目線が・・・・・。
(・υ・)``ホォー (汗

 

 

その後
ピカデリーサーカスからレスタースクエア方面に歩く。
かなりの人が歩いているのだが
そこをまた歩きながら撮影。
恥ずかしいから、すぐに終わり。(笑)

 

 

撮影もそんな感じで無事に終わったと思った
その2日後・・・・・。


湖水地方を満喫・・・・しようとしている時に
撮影スタッフが・・・現れた!!?(苦笑)

 

羊たちが草を食み
緑の草原が果てしなく広がるのどかな風景を横目に
ボクは自転車を走らせた。

 


走る車のリアウインドーを開けて
カメラがボクを狙っている。

のんびり景色を堪能する間もなく
ボクはひたすら自転車を漕ぐ・・・・。
ハァ~ハァ~ギコギコ・・・・・。



 

やっと辿り着いたポターさんの家に飛び込む。
そこでも当然カメラは回っていた。(ё_ё)

 

テープ何本分だったのかは、よく知らない。
ただ、貴重な時間を費やして撮ったわりには
その画は、どこにも登場していない・・・・・。
(。ヘ°)ハニャ

 

 

ロンドンでは
カムデンなどのマーケットには よく覗きにいった。
いろんなアーティストの作品や商品も置いてあるから
楽しみだったのだ。

 

 

ある日
マーケットでゲットした安~~いジャケットとパンツ
そして
一目惚れして買ったヨレヨレの帽子をまとって
カムデンタウンを歩いていた。


小腹が減ったので、露店のホットドックを食べようと思い
店のオヤジに注文した。
彼は「あいよ!」というかわりに、深く頷いた。

そしてその後、彼が聞いてきた。
「どこから来た??」

ボクは
「日本から!」
と答えようと口を開けた瞬間
彼は
「カンボジアか??」
と、いたって真面目な顔で言ってのけた。
(@_@)・・・・・

 

カンボジア人...って、どんな人...だっけ?

 

中国人なら、なんとなくわかるけど。
ロンドンにはカンボジア人が多いのだろうか。

確かに、色もちょっと黒いし
髪はボサボサのロングで、あの古着を着ていたら
まぁ、日本人には見えないのかもね~。


基本的に日本人旅行者はみんな綺麗だからね。

あとで思い出しながら、大笑いしちゃった。

 

 

楽しいイングランドの珍道中でした・・・マル!